お泊まり保育を振り返って

 年長児のお泊まり保育が終了しました。週が明けた今、感じていることを書きたいと思います。

 最初のお手紙にも書きましたが、今年度は言葉通りの「お泊まり保育」を実現する流れで、進めていました。しかし1週間くらい前から陽性者が急激に増え、本当に悔しい思いでしたが、19日の午前中、安全や安心を一番に考え、昨年同様「泊まらない2日間の保育」に変更しました。
 年長の保護者の方にこの内容の配信をしたのは午後になってからです。終業式を終え、ある子が、「園長先生、明日のお泊まりすごく楽しみ!」と言ってきましたが、すぐに反応できず、間を置いて、「園長先生も楽しみだよ」と言った自分がその時いました。
 行事自体を中止するつもりは全く無かったのですが、「泊まる」が無くなっただけで、今年こそと思っていた気持ちに、ちょっと穴が空いた感じでした。

 初日、子どもたちの顔を見たらそんな気持ちはすぐに吹き飛んでしまいました。「楽しみでワクワクがとまらない!」といった表情で、みんなが登園してきてくれたからです。ここでも子ども達に救われました。感謝です。

 保護者の方にも感謝です。
 急な変更にも対応していただき、ありがとうございました。参加申込時、お泊まりする回答が100%、当日間近での「コロナ」や「泊まることの中止」の配信に対する問い合わせが0(ゼロ)。勝手な思いですが、気持ちが通じたみたいで本当に嬉しかったです。

 最後に先生方に感謝。
 これまでの準備はもちろん、急な変更にもかかわらず、前日遅くまで調整してくれてありがとうございました。特に中心となる年長の先生は、4月からいろいろと少しずつ準備を進めていましたね。「自分たちが楽しむことが、子どもたちの楽しみとなる」という思いは、子どもたちの笑顔や楽しかったの言葉から、十分に伝わったと思います。

 自己満足かもしれませんが、今回は、杉の子に関わる全ての人たちの素晴らしさを感じることができた行事(お泊まり保育)だったと思います。

園長

埼玉県 白岡市 杉の子幼稚園